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プレーンズ2 ファイアー&レスキュー、の感想

アナと雪の女王以来、久しぶりの映画館での鑑賞となったプレーンズ2 ファイアー&レスキュー。この日はその前に日本原作トム・クルーズ主演でお馴染みのオール・ユー・ニード・イズ・キル……この長ったらしい名前はもう少しどうにかならなかったのか……、その後に久々にまともな役?のジョニー・デップが見られるトランセンデンスを見たのだが、それはまた別の機会に、ともかく今日はプレーンズ2の話。



正直この日は3本目のトランセンデンスに期待していて、2本めのこいつは前作もイマイチ好きじゃなかったからそんなに期待していなかった……超高速参勤交代とどっちを見るか迷うぐらいには(笑)……んだけど、続編となる今作はこれがなかなか上手く出来ていて、トランセンデンスがハズレでも別に問題ないなってぐらいには楽しんでしまった(笑)。


まず前作のどの辺が自分のツボからズレていたかって話からしたいんだけど、それを語るには前作のあらすじから語らねばなるまい。主人公はトウモロコシ畑で農薬散布機として働くダスティ・クロップホッパー。彼の夢は飛行機レースに出場し、優勝すること。しかしそれには農薬散布機であるということに加えて、飛行機なのに高所恐怖症という障害が・・・。ベテラン飛行機のスキッパーや大勢の仲間の力を借りて、レースに出場したダスティは見事世界一周レースで優勝を果たすのだった。と、ここまでが前作プレーンズのあらすじ。

知ってる人は当然知っていると思うんだけど、プレーンズはピクサーの大ヒット映画「カーズ」シリーズのスピンオフ作品。自分はもともと車好き・レース好きなこともあってカーズの作風が大好きで、その理由の一つ目に来るのが徹底された世界観の構築だ。全てがクルマのキャラクターに置き換えられた世界では、レーサーとして走る車はもちろん、整備士にマスコミ、ファンの観客、保安官や町の住人、続編では007のようなスパイや英国女王に至るまですべてがクルマであり、人間は一切登場しない。そして車の特徴を使ったコミカルな動きや表現が素晴らしい、まぁこの辺はピクサーの得意とするところだ。とにかく、クルマ達がクルマ達だけで暮らす世界がきっちり表現されていた。

話は打って変わってプレーンズ、こっちはどうかと言えば主人公は農薬散布機、師匠役にはレトロな戦闘機、あとはレース用の飛行機と、ジェット戦闘機……あぁ、レース実況の飛行船もいたっけ。とまぁどこまで行っても出てくるのは何かの役割を与えられた飛行機ではなく、あくまで”飛行機そのもの”なのだ。スピンオフということもあってクルマが担っているポジションには飛行機を入れることが出来なかったんだろう、というのは想像出来なくもないのだが、これはカーズの流れを組む作品として残念だったのは自分だけではないはず。さらに子供向けを意識してなのか飛行機レースを意識した演出が少なかったのも残念なところ。例えば、クルマのレースでは見られないパイロン(飛行機レース用の障害物)についてもう少し詳しく描いても良かったんじゃないだろうか、設営するクルーを映すとかさ。その辺のイマイチさは制作会社がディズニーでもなくピクサーでもなく、ディズニーのスピンオフ作品をメインで制作するスタジオだったというのが関係していたんじゃないかと思っている、あくまで個人的にだけど。


長々と前作の話をしてきたけど、その点プレーンズ2はどうだったかと言えば、色々と非常に改善されていた。まず前作に比べてクルマとの絡みが明らかに多い、これはちゃんとカーズと同じ世界観を共有しているということを強く思い出させてくれる。そして2つ目に消防士という役割を与えられたという点。これによって消防用の飛行機が持つ特徴をきっちり脚本に組み込むことができていて、それがまたなかなか良く出来ている。さらに3つ目、前作はレースに勝つという目標に対して自分の限界を超えるという課題だったワケだけど、正直なところ展開は見え見えでカタルシスに乏しかった。今作では消防士という役柄もあって、他人のピンチに対して命を張れるかという色んな意味で燃える展開となっているため、ドキドキハラハラ感は前作とは段違い。ダスティの属するレスキュー隊の面々も良いキャラクターしてたしね。そんな感じで非常に楽しい作品になっている……んだけど、前作のキャラクターがなんの説明もなく登場するので、見に行く時はやっぱり前作を見てからの方がいいんじゃないだろうか。

という感じで、本編であるはずのプレーンズ2の感想が前置きより短いっていうオチ(笑)

しかしこの作品、ダスティは第2の生き方を与えられてハッピーエンドかと思いきや、3部作として制作されているらしい。こうなると更に続編があるわけだけど、恐らく、というかほぼ間違いなくレーサー復帰だろう(笑)。余談だけどハリセンボンの春菜が声優として出ていたんだけど、やはりそこはディズニー、全く違和感がなくてやっぱり驚いた。

んなワケで、プレーンズ2の感想でした。次回はもう少し文字数を減らして書きたいかな、えぬまるでしたノシ
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僕だけがいない街、の感想

ここ数日は少し時間に余裕が出来たので、前にKindleで買ってあった電子書籍版の「僕だけがいない街」を読んだんだけどこれがまー面白い。さすがはマンガ大賞2014で2位受賞、最近新刊が発売になったようで続きがすごーく気になってます。そんなわけでご紹介。

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とは言ったものの、あらすじを紹介すると最初に読んだ時の面白さが半減するタイプのマンガなので、本当に荒い感じで内容を説明すると、主人公は特殊体質、過去に連続誘拐殺人事件に巻き込まれかけた、その事件について大きなトラウマを抱えている、事件が再び動き出し、母が事件に巻き込まれたことをきっかけに、何故か事件前の少年時代にタイムスリップすることにーーージャンルしてはサスペンスアドベンチャー?シリアスなバック・トゥ・ザ・フューチャー的な(笑)。

まず主人公の持つ体質は事件解決の重要な鍵になるものなんだけど、自分ではコントロールできないっていうのが面白い。何が起きているか分からないような描き方は、ジョジョのスタンド攻撃を受けているかのような描写で、焦燥感に駆られる感じが良い!…と思ったら、作者あとがきによると元荒木先生のアシスタントさんだったそうな。なるほど、納得の構成力。

そして、さっきも書いたけど主人公は少年時代にタイムスリップする。そこでトラウマとなっている誘拐事件に再び対峙して、事前に食い止めるために奔走する。事件が起きる日は決まっている、刻々と迫り来るタイムリミット、自分に何が出来る、次にすべき行動は…と追い詰められていく感覚がたまりません(笑)。ここでもキーワードは焦燥感ってことになるのかな。そしてついに事件当日、事件は起こってしまうのか、はたまた未然に防ぐことが出来たのか。


ここまで書いて思ったけど、あれだ、シュタインズ・ゲートで主人公がヒロインを助けるために過去に何度も飛んでいたあの感覚にすごく似ているような気がする。見てない人にはさっぱりだろうけど。あの焦った感じ、絶望感、あーいうのが好きな人はすごくハマりそうな話。もちろん自分は大好きです(笑)。

というわけで、巻数少ないマンガでオススメはと聞かれたら今はコレってぐらい面白い、というかすげー続き気になる(笑)。結局主人公は事件が起きる前に止めることができるのか、現代で続いている事件の処理はどうするのか、そもそも自分のトラウマとなっている事件はタイムスリップしたからといって止めていいものなのか、現代との事件のつながりに無理がでるけどそのへんのタイムパラドックスはどうするのか。私、気になります。

そんな感じで三部けい「僕だけがいない街」の紹介でした、また次回ノシ

シドニアの騎士のアニメが凄い

なんかコメントでアナと雪の女王の感想書いて!って言われた気がするけど、今回はアニメ「シドニアの騎士」の話。…いやまぁアナ雪の話してもいいんだけど、もうその手の話は色んな所でさんざんされているだろうし、自分が書いても歌が良かった、雪の表現が綺麗だった、オラフのキャラクターで後半は持ったね、正直話はひねりが少なくて普通だったね、といった感じでオリジナリティもクソもない記事になってしまうのでやめておく(笑)。地味に深読みした感想はTwitterの方で色々と語っているので気になる人は自分の発言をさかのぼって読んでもらえると喜ぶかも、じゃっかんネタバレ気味だけどね。

というわけでシドニアの騎士のアニメについての話。


アニメシドニアの騎士


シドニアの騎士についてはアニメ化が決定した時に漫画について詳しく紹介したので(過去記事 祝アニメ化決定「シドニアの騎士」)内容については割愛するとして、というか自分、過去記事では最新刊の特典OVAが関の山とか言ってるけどそんなことはなかった! この子は立派なワンクールアニメになりましたよ!元気な男の子ですよ!!と昔の自分に言ってやりたい(笑)。

“立派な”と書いたけど、アニメーションとしてのクオリティが本当に素晴らしくて、個人的には今クールの中ではぶっちぎりでNo.1!もちろん原作ファンってこともあるけれど、ファンをも唸らせる作品作りっていう点でも間違いはない。特に凄いのがほとんどフルCGで制作されたアニメーションということ。もちろん今までにCGで作成されたアニメが無かったわけではないんだけれど、原作の持ち味を活かした、例えばキャラクターだったり密度の高い構造物だったりのモデリングがなされていて、それがぐわんぐわん動くのがたまらない。昨今のロボットアニメでは一般的なのかもしれないが、原作がマンガで、戦闘シーンはコマとコマの間を補完して読む必要があったものが、スピーディーな描写でガンガンやりあうんだからたまらんでしょ(笑)。

あとコレも良く言われているけど音が凄い良い。自分はニコニコ動画の配信で見ているんだけど、シドニアと蟲師だけはヘッドホンを付けて鑑賞することにしている、それだけ音作りが本気だから。そういえば蟲師の音が良いっていう話は前にもしたと思うけど、このあいだコメンタリーの動画が配信されていて、やっぱり音響スタッフは異常に拘っているっていう話をしていた。環境音や効果音を撮るためだけに全国を旅していますっていうのには、リアル蟲師っぽいなって思って笑ってしまったけど(笑)。そしてシドニアも蟲師に匹敵するぐらい音が良いんだけど、インタビューによるとCGアニメーション制作会社が仕事がきっちりしていて、ほとんど完成した映像に音をつけることができてトコトンこだわることが出来る、と言っていて非常に納得した。普通のアニメだと映像ができていない状態で音を撮っていくなんてことはザラにあるんだとか。そしてこれだけスタッフが本気で作っている上でBD版ではさらに高クオリティの5.1サラウンドの音源を収録!いまから楽しみですナァ


という風に素晴らしいクオリティがここまで続いている、アニメ「シドニアの騎士」。現在ニコニコ動画内で公開中の8話もスンバラシイ出来になっているので、ここまで見逃してるんだよなーって人も是非ポイントで購入して、チェックして貰えるといちファンとして嬉しいなぁと思います。それでは今回はこのへんで、えぬまるでしたノシ




追記
前回の記事を読み返したけど、蟲師の音が良いなんて話は全然してなかった(笑)。アニメ見ている人なら分かると思うけど、声だけじゃなくて風や雨の自然の音だったり物同士が擦れ合う音だったりが非常に細かい。音の効果による没入感を再確認したアニメだったりする、これも要チェック。

蟲師のアニメ2期、1話を見たよ、あと他のアニメの話も

もうなんか毎度毎度"お久しぶりです!"とか書くのも面倒なのでしれっと書くことにする。最近映画はLIFEとLEGOムービーを見た。どっちもなかなかに良くできていてオススメできる良作だった。あとはアナと雪の女王を見たら春の映画は一段落、そんな感じ。あと4月に入って仕事の忙しさも抜けてきたので、モンハン熱が戻りつつある。といってもすぐに所属するボランティア団体で今年度の活動がスタートするので、そうだらだらとは出来なくなりそうだけど、やはり良いゲームだと再確認。難易度のバランスが自分にあってていいんだろうな。HR89まで来たのでとりあえず100を目指してプレイを続けていこう。


で、タイトルの話。蟲師のアニメ2期が始まった・・・と言っても1期から8年ぐらい経っているらしいんだけど。これがまた素晴らしいデキで、流しつつ他の作業をするつもりが途中から見入ってしまった。同じ流れで土日の間に3回も(笑)。ここまで落ち着いて鑑賞できるアニメを見たのはいつ以来だろうか。量産型萌えアニメのようなけたたましさとは無縁の、上質な映像にガラにもなく感動してしまった。関西ではまだ放送が始まっていないようなので(ド田舎の自分はニコニコ動画の配信で見た)内容については控えるが、1期からのファンも原作好きも納得の出来なのだろう、ニコニコのコメントでも賞賛の声が多かったように思えた。ちなみに自分のように2期からでも全く問題ない内容となっているので、今期見るアニメを迷っている人には是非オススメしたい・・・ここ一年ほどアニメから離れていた人のオススメなので全くアテにはならないのだが。あとあれだ、今回このような落ち着いた口調になっているのも蟲師を見た影響なのだ、たぶん。

ここ一年ほどアニメから離れていたと書いたが、今期は久しぶりにいくつか見ていこうと思っている。とりあえず蟲師、ハイキュー、シドニアの騎士辺り。後ろ二つは原作ファンなので非常に楽しみにしている。他の作品もとりあえず1話を見てみて面白ければ継続して視聴するつもり。それも出来れば感想とか書いていきたい。

とりあえず短いけどここまで。余裕があればLIFEとかLEGOとかそのうち見るであろうアナと雪の女王の感想も書くつもり。また次回ノシ

アベンジャーズシリーズを見たので感想でも

ご無沙汰!ということでブログを更新。1月は見たい映画がなかったので家でまったりDVDを見る時間が長かったんだけど、年末年始の休みにアベンジャーズシリーズをコンプリートしたのでその感想でも。

その前に余談を。PCが新しくなったというのは前にも書いたけど、これがなかなかに快適で、特に重さが半分ぐらいになって文字通りラップトップとして=膝の上で使えることにちょっと感動。ただPC本体がメタルになったので部屋が温まるまではめちゃくちゃ冷たい(笑)。今までブログが更新されなかった理由の一つは間違いなくコレ。とは言ってもこのままではいつまでたっても更新が出来ないので、会社のPCで休憩時間にちまちまとこの記事を書いている。当然一日では仕上がらないので、全体的に文章にまとまりがないような気もするけど、そのへんは愛嬌ということで。。おそらく何日もかけて文章を書いている上に面白読みやすい文章を構成できるライターさんって尊敬しちゃいますよね、ほんと。

2014年にはいってもう1.5ヶ月位たつんだけど、冒頭でも言ったように年末年始の話。自分はいわゆる年末特番と言われるTVスペシャルって正直全然興味がない、年明けのしょーもないことだらだらだらだらやってる生放送もそう、箱根駅伝も見ない。そんな感じで休みの割にやることが全然ないのもアレなので、我らがTSUTAYA様にDVDを拝借してガンガン消化してやろうということに。そのうち一本は前回もちらっと書いたシュガーラッシュ、相変わらず良い話すぎて一週間で2回見ることになったけど(さらに2月に入ってからもう一回見た 笑)、その影でちゃっかりアベンジャーズシリーズをコンプリート。なんで今更って感じだけど、12月に映画館で3タテしたときにマイティ・ソーの続編のポスターを見てしまい、あれだけ話題になったんだからぼちぼち見ておいた方がいいんじゃないだろうか、続くヤツ多いみたいだし、という思考、単純。アイアンマン1・2は既に見ていたので、キャプテン・アメリカ ファースト・アベンジャー、インクレディブル ハルク、マイティ・ソー、そしてアベンジャーズの4本。一応見た順番で書いていきます。今回はネタバレありです、あしからず。あとスゴイ長いから、時間のあるときに読んでもらいたい(笑)。


キャプテン・アメリカ ファースト・アベンジャー



個人的にキャプテン・アメリカと言えばマーベルvsカプコンという格闘対戦ゲームに登場するキャラクターで、星条旗に身を包んだマッチョヒーロー。盾を持っていて、それを投げて攻撃するんだけど、上手くキャッチ出来ないと拾いに行くまで弱体化するという玄人好みのキャラだった気がする。ただし当時はマーベルっていうものが何なのかよく分かってなくて、アメリカで流行っている格闘ゲームのキャラクターなのかなと思ってました、ハイ(笑)。

そんなミスターUSAの誕生を描いた今作。正直なんであの古くさいヒーローがアベンジャーズに参加することになったのかと思っていたんだけど、この作品で見事に(もやっと)説明されていて笑ってしまった。だって敵の飛行機+爆弾とアメリカ沿岸に墜落したと思ったら、冷凍保存されて発見されましたって無理がないか??まぁそんな細かいところを言い出したらキリがないぐらい、ツッコミどころの多い作品だったのでもうどうでもいいんだけど。というかアメコミものの設定にツッコむのは無粋というもの、それ以上に映画としてイマイチだったと思うので、その理由は以下に。

まず、個人的に一番好感をもっているアメコミキャラは、サム・ライミ監督のスパイダーマン前3部作のピーター・パーカーだということは先に言っておく。力を持ってしまったことにきちんと葛藤してその答えをだす、人間くさい魅力が溢れていて映画として見て普通に面白い(特に1ね)。もともとがアメコミだから再現度高くして派手なら何してもいいんだろ、と安易に映像オンリーで作られていないところも素晴らしい。・・・話がそれた。とにかくアメコミヒーロー映画でいまいちピンとこない作品は、キャラクターの心理が理解できないパターンというのが多いと思う。このキャプテン・アメリカはそのパターンの最たる例で、雑に要約すると、もともと正義感と愛国心がむちゃくちゃ強いけど力を持たない青年が、改造手術を受けてヒーローとして覚醒するという話。身を挺して国を守ることに1ミリも疑問を持たないスーパー超人、愛する人を守るとかよりも優先してお国を守る、ヒーロー(兵隊)としては理想像だけど人間としては理解しがたい、そんな人間が魅力的なわけがない(笑)。まだ独善的ではあるけれどどこか憎めないトニー・スタークの方がいくらかマシだ。友人を亡くして酒におぼれたいときにも改造手術の副作用で全く酔えないという感動話はあるものの、友人とのエピソードが弱い上にあっさり死ぬので何とも言えない。その友人実は生きてて続編に出てくるしね。

さらに悪役がこれまたイマイチで、舞台が第二次世界大戦あたりの話なので、そのころのアメリカの敵と言えばおなじみのナチスドイツなワケですよ。こいつがまたステレオタイプな感じで、超科学+オカルトの力で世界征服を企てる、悪役ネタとしても使い古されてボッロボロになったような奴ら。そんな理念もクソもない悪役と、葛藤もクソもない盾持ったマッチョヒーローの対決を2時間・・・これアベンジャーズの前座としてDVDで見たから良かったけど、劇場で単体の作品として見に行っていたら、と思うと震えが止まりません(笑)。

とまぁボロクソに書いてしまったけど、これを見ておくことでアベンジャーズでの立ち振る舞いにもちょっと説得力が出るし、ひいてはアメリカ人の善行を過剰に賞賛する精神の根底が見えたような気がしたので良しとする(笑)。あ、それと望み通りの力を手に入れたにも関わらず、アメリカ軍の宣伝でしか使って貰えないヒーローの苦悩はちょっと面白かったかな。結局は軍規に違反して友軍の救助に行き、力を認めさせるというおきまりのパターンなんだけどね、特に作戦もクソもなくごり押しだったのが、ね。



インクレディブル ハルク



これの前に一度実写化していて、いまいち売り上げが伸びなかったので、アベンジャーズに繋がるように再実写化したやつらしい。これもイマイチ売れなかったみたいだけど、個人的には一番面白かった。主人公や悪役の考えがそこそこ理解できる範囲で、映像が何故か気合い入っていてすごく良い、こういうのでいいんだよこういうので。実はキャプテン・アメリカとも繋がっていて、失われた改造手術技術を復元する過程で生まれたのがハルクだったりする。それ故に不完全で、怒りの感情で変身してしまうことに、主人公はちゃんと向き合って感情をコントロールする技術を習得している、というのも面白い。それでこそ制御しきれない怒りだったり、その怒りさえ取り除くヒロインの存在に箔が付くというものだ。

・・・と思っていたらアベンジャーズでまさかの役者交代&設定変更。映画ラストで座禅を組んで感情をコントロールし自由に変身できるようになったはずが、常に怒り状態なのを精神力で変身を押さえているんだという謎設定に。いつでも変身できるという結果は同じかもしれないけど、人間性としてどうなのそれはという改変に戸惑いを隠せません(笑)。役者も悪くなかったと思うんだけど、アベンジャーズのハルクの方が本国では評判がいいという話も納得がいかない。アメさんの考えることは分かりませぬ。

物語終盤でいきなり技名叫んだときはフイタw。最近のアメコミ映画で技名叫ぶって他になかった様な気がする、ちょっと斬新。映画として普通にクオリティ高かったのでオススメするとしたらコレ。もちろん一番気合入ってるアイアンマンは抜きにしてって話だけど。



マイティ・ソー



さっきハルクで一番面白かったと言ってしまったので、どういう感想になるかは想像できるとおもうけど一応書いてく。まずどういう話かと言うと、実は古代から信仰の対象になってきた神様だとか精霊だとかというのは実は宇宙人、宇宙の平和を守る銀河警備隊みたいな一族、王様の息子の二人のうち兄は地球に島流しに、兄弟喧嘩の巻き添えで地球が危ない、でも成長した兄の力でなんとかなったぜ、そんな感じ。主人公ソーは雷の神の化身、武器はいろんな創作物でおなじみトールハンマー。まぁ百歩譲って実は宇宙人でしたというのは良しとしよう、問題はそのあと。この映画で主人公のソーって、地球でヒーローらしいこと何もしてないんだよね。

能筋バカゆえに地球に島流しされ、神としての力を失い、人として成長する過程はなかなかに面白い。神の国(自称)と地球との文化のギャップに戸惑ったり、失った力を取り戻すためにバタバタするのもまぁ面白い。でもアベンジャーズに向けて地球でヒーローを名乗るのであれば、最後に救うべきなのは地球に住む人々だったはず。最終的に救ったのは神の国だし、地球に送り込まれた刺客が街を破壊するのを止めたりはしたけど、それも兄弟喧嘩の一部だし。もちろん原作では神の国に帰るまでや、この物語からアベンジャーズの間に何度か地球の危機を救っているのかもしれないし、映画の都合でカットされたのかもしれないけど。とにかく、この映画の流れでアベンジャーズチームに当然のように加わるのは相当不自然だと思うのだが。

とにかく、地球関係ないじゃん!!!と叫びたくなるような話ではあった。

アベンジャーズまでのつなぎとして頭空っぽで見る分にはぜんぜん良い映画だったと思う。ノリも軽いし。なんかこのアジア系の役者さん見たことあるなーって思ってたら、しれっと浅野忠信が出ていたのにはびっくりした(笑)。以上。



アベンジャーズ



さていよいよ今回の本丸、アベンジャーズ。キャプテン・アメリカ、ハルク、マイティ・ソーにアイアンマン、ブラックウィドウ、ホークアイを加えてチームを作り、宇宙(別次元)からの敵に立ち向かう!というわずか1行程度で説明が付くお話(笑)。想像以上に中身のない話ではあったけど、それぞれのヒーローに見せ場と他ヒーローとの絡みのシーンをしっかり用意して、一応話の中で活かしている構成は上手い。

ただね、ハルク、ソー、アイアンマンの3人でなんとかなったんじゃないのっていう。女性キャラ需要のブラックウィドウ、弓矢でそこそこ戦えて役所も美味しかったホークアイはまだしも、キャプテン・アメリカは最終戦で明らかに戦力外通告(笑)。挙げ句の果てに仲間が戦っている中避難誘導しているという、必要っちゃ必要だけどさ。あんまりとやかく言ってはいけないことなのかもしれない。あと敵の強さもイマイチでアメリカ軍でもなんとかなったんじゃないかと思うよ(笑)。

とにかくヒーローがたくさん出てきてどっかんばっこんやって派手でしょ、カッコイイでしょという映画。特に深みとかは期待してはいけない。アベンジャーズシリーズの集大成という点で言えばいい映画だったのかも。正直なところちゃんと予習してから見ないと面白さは半減かも。続編があるらしいけど・・・正直映画館まで行って見ようとは思わないかな。



と、言うわけで長々と書いたけどアベンジャーズシリーズについてはこんな感じ。他にもちょこちょことDVDを見たり、2月に入ってからは映画も見たりしているので、また時間があったら書きたいと思います。では、えぬまるでしたノシ

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