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カテゴリ:映画 の記事一覧

プレーンズ2 ファイアー&レスキュー、の感想

アナと雪の女王以来、久しぶりの映画館での鑑賞となったプレーンズ2 ファイアー&レスキュー。この日はその前に日本原作トム・クルーズ主演でお馴染みのオール・ユー・ニード・イズ・キル……この長ったらしい名前はもう少しどうにかならなかったのか……、その後に久々にまともな役?のジョニー・デップが見られるトランセンデンスを見たのだが、それはまた別の機会に、ともかく今日はプレーンズ2の話。



正直この日は3本目のトランセンデンスに期待していて、2本めのこいつは前作もイマイチ好きじゃなかったからそんなに期待していなかった……超高速参勤交代とどっちを見るか迷うぐらいには(笑)……んだけど、続編となる今作はこれがなかなか上手く出来ていて、トランセンデンスがハズレでも別に問題ないなってぐらいには楽しんでしまった(笑)。


まず前作のどの辺が自分のツボからズレていたかって話からしたいんだけど、それを語るには前作のあらすじから語らねばなるまい。主人公はトウモロコシ畑で農薬散布機として働くダスティ・クロップホッパー。彼の夢は飛行機レースに出場し、優勝すること。しかしそれには農薬散布機であるということに加えて、飛行機なのに高所恐怖症という障害が・・・。ベテラン飛行機のスキッパーや大勢の仲間の力を借りて、レースに出場したダスティは見事世界一周レースで優勝を果たすのだった。と、ここまでが前作プレーンズのあらすじ。

知ってる人は当然知っていると思うんだけど、プレーンズはピクサーの大ヒット映画「カーズ」シリーズのスピンオフ作品。自分はもともと車好き・レース好きなこともあってカーズの作風が大好きで、その理由の一つ目に来るのが徹底された世界観の構築だ。全てがクルマのキャラクターに置き換えられた世界では、レーサーとして走る車はもちろん、整備士にマスコミ、ファンの観客、保安官や町の住人、続編では007のようなスパイや英国女王に至るまですべてがクルマであり、人間は一切登場しない。そして車の特徴を使ったコミカルな動きや表現が素晴らしい、まぁこの辺はピクサーの得意とするところだ。とにかく、クルマ達がクルマ達だけで暮らす世界がきっちり表現されていた。

話は打って変わってプレーンズ、こっちはどうかと言えば主人公は農薬散布機、師匠役にはレトロな戦闘機、あとはレース用の飛行機と、ジェット戦闘機……あぁ、レース実況の飛行船もいたっけ。とまぁどこまで行っても出てくるのは何かの役割を与えられた飛行機ではなく、あくまで”飛行機そのもの”なのだ。スピンオフということもあってクルマが担っているポジションには飛行機を入れることが出来なかったんだろう、というのは想像出来なくもないのだが、これはカーズの流れを組む作品として残念だったのは自分だけではないはず。さらに子供向けを意識してなのか飛行機レースを意識した演出が少なかったのも残念なところ。例えば、クルマのレースでは見られないパイロン(飛行機レース用の障害物)についてもう少し詳しく描いても良かったんじゃないだろうか、設営するクルーを映すとかさ。その辺のイマイチさは制作会社がディズニーでもなくピクサーでもなく、ディズニーのスピンオフ作品をメインで制作するスタジオだったというのが関係していたんじゃないかと思っている、あくまで個人的にだけど。


長々と前作の話をしてきたけど、その点プレーンズ2はどうだったかと言えば、色々と非常に改善されていた。まず前作に比べてクルマとの絡みが明らかに多い、これはちゃんとカーズと同じ世界観を共有しているということを強く思い出させてくれる。そして2つ目に消防士という役割を与えられたという点。これによって消防用の飛行機が持つ特徴をきっちり脚本に組み込むことができていて、それがまたなかなか良く出来ている。さらに3つ目、前作はレースに勝つという目標に対して自分の限界を超えるという課題だったワケだけど、正直なところ展開は見え見えでカタルシスに乏しかった。今作では消防士という役柄もあって、他人のピンチに対して命を張れるかという色んな意味で燃える展開となっているため、ドキドキハラハラ感は前作とは段違い。ダスティの属するレスキュー隊の面々も良いキャラクターしてたしね。そんな感じで非常に楽しい作品になっている……んだけど、前作のキャラクターがなんの説明もなく登場するので、見に行く時はやっぱり前作を見てからの方がいいんじゃないだろうか。

という感じで、本編であるはずのプレーンズ2の感想が前置きより短いっていうオチ(笑)

しかしこの作品、ダスティは第2の生き方を与えられてハッピーエンドかと思いきや、3部作として制作されているらしい。こうなると更に続編があるわけだけど、恐らく、というかほぼ間違いなくレーサー復帰だろう(笑)。余談だけどハリセンボンの春菜が声優として出ていたんだけど、やはりそこはディズニー、全く違和感がなくてやっぱり驚いた。

んなワケで、プレーンズ2の感想でした。次回はもう少し文字数を減らして書きたいかな、えぬまるでしたノシ
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アベンジャーズシリーズを見たので感想でも

ご無沙汰!ということでブログを更新。1月は見たい映画がなかったので家でまったりDVDを見る時間が長かったんだけど、年末年始の休みにアベンジャーズシリーズをコンプリートしたのでその感想でも。

その前に余談を。PCが新しくなったというのは前にも書いたけど、これがなかなかに快適で、特に重さが半分ぐらいになって文字通りラップトップとして=膝の上で使えることにちょっと感動。ただPC本体がメタルになったので部屋が温まるまではめちゃくちゃ冷たい(笑)。今までブログが更新されなかった理由の一つは間違いなくコレ。とは言ってもこのままではいつまでたっても更新が出来ないので、会社のPCで休憩時間にちまちまとこの記事を書いている。当然一日では仕上がらないので、全体的に文章にまとまりがないような気もするけど、そのへんは愛嬌ということで。。おそらく何日もかけて文章を書いている上に面白読みやすい文章を構成できるライターさんって尊敬しちゃいますよね、ほんと。

2014年にはいってもう1.5ヶ月位たつんだけど、冒頭でも言ったように年末年始の話。自分はいわゆる年末特番と言われるTVスペシャルって正直全然興味がない、年明けのしょーもないことだらだらだらだらやってる生放送もそう、箱根駅伝も見ない。そんな感じで休みの割にやることが全然ないのもアレなので、我らがTSUTAYA様にDVDを拝借してガンガン消化してやろうということに。そのうち一本は前回もちらっと書いたシュガーラッシュ、相変わらず良い話すぎて一週間で2回見ることになったけど(さらに2月に入ってからもう一回見た 笑)、その影でちゃっかりアベンジャーズシリーズをコンプリート。なんで今更って感じだけど、12月に映画館で3タテしたときにマイティ・ソーの続編のポスターを見てしまい、あれだけ話題になったんだからぼちぼち見ておいた方がいいんじゃないだろうか、続くヤツ多いみたいだし、という思考、単純。アイアンマン1・2は既に見ていたので、キャプテン・アメリカ ファースト・アベンジャー、インクレディブル ハルク、マイティ・ソー、そしてアベンジャーズの4本。一応見た順番で書いていきます。今回はネタバレありです、あしからず。あとスゴイ長いから、時間のあるときに読んでもらいたい(笑)。


キャプテン・アメリカ ファースト・アベンジャー



個人的にキャプテン・アメリカと言えばマーベルvsカプコンという格闘対戦ゲームに登場するキャラクターで、星条旗に身を包んだマッチョヒーロー。盾を持っていて、それを投げて攻撃するんだけど、上手くキャッチ出来ないと拾いに行くまで弱体化するという玄人好みのキャラだった気がする。ただし当時はマーベルっていうものが何なのかよく分かってなくて、アメリカで流行っている格闘ゲームのキャラクターなのかなと思ってました、ハイ(笑)。

そんなミスターUSAの誕生を描いた今作。正直なんであの古くさいヒーローがアベンジャーズに参加することになったのかと思っていたんだけど、この作品で見事に(もやっと)説明されていて笑ってしまった。だって敵の飛行機+爆弾とアメリカ沿岸に墜落したと思ったら、冷凍保存されて発見されましたって無理がないか??まぁそんな細かいところを言い出したらキリがないぐらい、ツッコミどころの多い作品だったのでもうどうでもいいんだけど。というかアメコミものの設定にツッコむのは無粋というもの、それ以上に映画としてイマイチだったと思うので、その理由は以下に。

まず、個人的に一番好感をもっているアメコミキャラは、サム・ライミ監督のスパイダーマン前3部作のピーター・パーカーだということは先に言っておく。力を持ってしまったことにきちんと葛藤してその答えをだす、人間くさい魅力が溢れていて映画として見て普通に面白い(特に1ね)。もともとがアメコミだから再現度高くして派手なら何してもいいんだろ、と安易に映像オンリーで作られていないところも素晴らしい。・・・話がそれた。とにかくアメコミヒーロー映画でいまいちピンとこない作品は、キャラクターの心理が理解できないパターンというのが多いと思う。このキャプテン・アメリカはそのパターンの最たる例で、雑に要約すると、もともと正義感と愛国心がむちゃくちゃ強いけど力を持たない青年が、改造手術を受けてヒーローとして覚醒するという話。身を挺して国を守ることに1ミリも疑問を持たないスーパー超人、愛する人を守るとかよりも優先してお国を守る、ヒーロー(兵隊)としては理想像だけど人間としては理解しがたい、そんな人間が魅力的なわけがない(笑)。まだ独善的ではあるけれどどこか憎めないトニー・スタークの方がいくらかマシだ。友人を亡くして酒におぼれたいときにも改造手術の副作用で全く酔えないという感動話はあるものの、友人とのエピソードが弱い上にあっさり死ぬので何とも言えない。その友人実は生きてて続編に出てくるしね。

さらに悪役がこれまたイマイチで、舞台が第二次世界大戦あたりの話なので、そのころのアメリカの敵と言えばおなじみのナチスドイツなワケですよ。こいつがまたステレオタイプな感じで、超科学+オカルトの力で世界征服を企てる、悪役ネタとしても使い古されてボッロボロになったような奴ら。そんな理念もクソもない悪役と、葛藤もクソもない盾持ったマッチョヒーローの対決を2時間・・・これアベンジャーズの前座としてDVDで見たから良かったけど、劇場で単体の作品として見に行っていたら、と思うと震えが止まりません(笑)。

とまぁボロクソに書いてしまったけど、これを見ておくことでアベンジャーズでの立ち振る舞いにもちょっと説得力が出るし、ひいてはアメリカ人の善行を過剰に賞賛する精神の根底が見えたような気がしたので良しとする(笑)。あ、それと望み通りの力を手に入れたにも関わらず、アメリカ軍の宣伝でしか使って貰えないヒーローの苦悩はちょっと面白かったかな。結局は軍規に違反して友軍の救助に行き、力を認めさせるというおきまりのパターンなんだけどね、特に作戦もクソもなくごり押しだったのが、ね。



インクレディブル ハルク



これの前に一度実写化していて、いまいち売り上げが伸びなかったので、アベンジャーズに繋がるように再実写化したやつらしい。これもイマイチ売れなかったみたいだけど、個人的には一番面白かった。主人公や悪役の考えがそこそこ理解できる範囲で、映像が何故か気合い入っていてすごく良い、こういうのでいいんだよこういうので。実はキャプテン・アメリカとも繋がっていて、失われた改造手術技術を復元する過程で生まれたのがハルクだったりする。それ故に不完全で、怒りの感情で変身してしまうことに、主人公はちゃんと向き合って感情をコントロールする技術を習得している、というのも面白い。それでこそ制御しきれない怒りだったり、その怒りさえ取り除くヒロインの存在に箔が付くというものだ。

・・・と思っていたらアベンジャーズでまさかの役者交代&設定変更。映画ラストで座禅を組んで感情をコントロールし自由に変身できるようになったはずが、常に怒り状態なのを精神力で変身を押さえているんだという謎設定に。いつでも変身できるという結果は同じかもしれないけど、人間性としてどうなのそれはという改変に戸惑いを隠せません(笑)。役者も悪くなかったと思うんだけど、アベンジャーズのハルクの方が本国では評判がいいという話も納得がいかない。アメさんの考えることは分かりませぬ。

物語終盤でいきなり技名叫んだときはフイタw。最近のアメコミ映画で技名叫ぶって他になかった様な気がする、ちょっと斬新。映画として普通にクオリティ高かったのでオススメするとしたらコレ。もちろん一番気合入ってるアイアンマンは抜きにしてって話だけど。



マイティ・ソー



さっきハルクで一番面白かったと言ってしまったので、どういう感想になるかは想像できるとおもうけど一応書いてく。まずどういう話かと言うと、実は古代から信仰の対象になってきた神様だとか精霊だとかというのは実は宇宙人、宇宙の平和を守る銀河警備隊みたいな一族、王様の息子の二人のうち兄は地球に島流しに、兄弟喧嘩の巻き添えで地球が危ない、でも成長した兄の力でなんとかなったぜ、そんな感じ。主人公ソーは雷の神の化身、武器はいろんな創作物でおなじみトールハンマー。まぁ百歩譲って実は宇宙人でしたというのは良しとしよう、問題はそのあと。この映画で主人公のソーって、地球でヒーローらしいこと何もしてないんだよね。

能筋バカゆえに地球に島流しされ、神としての力を失い、人として成長する過程はなかなかに面白い。神の国(自称)と地球との文化のギャップに戸惑ったり、失った力を取り戻すためにバタバタするのもまぁ面白い。でもアベンジャーズに向けて地球でヒーローを名乗るのであれば、最後に救うべきなのは地球に住む人々だったはず。最終的に救ったのは神の国だし、地球に送り込まれた刺客が街を破壊するのを止めたりはしたけど、それも兄弟喧嘩の一部だし。もちろん原作では神の国に帰るまでや、この物語からアベンジャーズの間に何度か地球の危機を救っているのかもしれないし、映画の都合でカットされたのかもしれないけど。とにかく、この映画の流れでアベンジャーズチームに当然のように加わるのは相当不自然だと思うのだが。

とにかく、地球関係ないじゃん!!!と叫びたくなるような話ではあった。

アベンジャーズまでのつなぎとして頭空っぽで見る分にはぜんぜん良い映画だったと思う。ノリも軽いし。なんかこのアジア系の役者さん見たことあるなーって思ってたら、しれっと浅野忠信が出ていたのにはびっくりした(笑)。以上。



アベンジャーズ



さていよいよ今回の本丸、アベンジャーズ。キャプテン・アメリカ、ハルク、マイティ・ソーにアイアンマン、ブラックウィドウ、ホークアイを加えてチームを作り、宇宙(別次元)からの敵に立ち向かう!というわずか1行程度で説明が付くお話(笑)。想像以上に中身のない話ではあったけど、それぞれのヒーローに見せ場と他ヒーローとの絡みのシーンをしっかり用意して、一応話の中で活かしている構成は上手い。

ただね、ハルク、ソー、アイアンマンの3人でなんとかなったんじゃないのっていう。女性キャラ需要のブラックウィドウ、弓矢でそこそこ戦えて役所も美味しかったホークアイはまだしも、キャプテン・アメリカは最終戦で明らかに戦力外通告(笑)。挙げ句の果てに仲間が戦っている中避難誘導しているという、必要っちゃ必要だけどさ。あんまりとやかく言ってはいけないことなのかもしれない。あと敵の強さもイマイチでアメリカ軍でもなんとかなったんじゃないかと思うよ(笑)。

とにかくヒーローがたくさん出てきてどっかんばっこんやって派手でしょ、カッコイイでしょという映画。特に深みとかは期待してはいけない。アベンジャーズシリーズの集大成という点で言えばいい映画だったのかも。正直なところちゃんと予習してから見ないと面白さは半減かも。続編があるらしいけど・・・正直映画館まで行って見ようとは思わないかな。



と、言うわけで長々と書いたけどアベンジャーズシリーズについてはこんな感じ。他にもちょこちょことDVDを見たり、2月に入ってからは映画も見たりしているので、また時間があったら書きたいと思います。では、えぬまるでしたノシ

あけましておめでとうございます&2013年の映画総括

あけましておめでとうございますーということでね、2014年ですよ2014年。今年もちょくちょく書いていきますのでよろしくお願いしますー。どこの漫才師の挨拶だこれ。2014年もいろんな映画、漫画を見ていけたらなーと思います。あと、個人的に変わったことといえばパソコンを新調しました。前々から欲しいと思っていたMacBook Pro Retina 13inchを買いましてね、これから使い倒してやろうと思っとるわけですよ。

そんなわけでタイトル通り2013年に見た映画の総括をしていきたいと思います。キーボードの練習も兼ねて(笑)。キーボード変わると打ちづらくてしゃーないよね最初のうちは。そんなことはどうでもよく、去年映画館で見た映画はコチラ。

エヴァンゲリオン新劇場版 Q
007 スカイフォール
レ・ミゼラブル(2回目)
ライフ・オブ・パイ
シュガー・ラッシュ
ジャンゴ 繋がれざる者
藁の楯
リンカーン
図書館戦争
オブリビオン

モンスターズ・ユニバーシティ
風立ちぬ
パシフィック・リム
ローン・レンジャー
スタートレック イントゥ・ダークネス
マン・オブ・スティール
キャプテン・ハーロック
グランド・イリュージョン
新劇場版 魔法少女まどか☆マギカ
ゼログラビティ

プレーンズ
かぐや姫の物語


以上22作品。大体1ヶ月に2本ペースってところですね。1日3本とか何回かやってるので実際はそんな感じじゃないと思うけど。上の方の作品は公開自体は2012年だから省くとして、個人的に印象に残ったのはシュガー・ラッシュ、ジャンゴ 繋がれざる者、ゼロ・グラビティの3作品。前にも書いてるかもしれないけど、ちょっとずつ今の印象を交えて感想でも。

シュガー・ラッシュ、ディズニーのアニメ映画。もともとディズニー好きで毎年欠かさず見ているけど、これは例年に比べても間違いなく名作!モチーフがゲームということで、自分のような世代を直撃の話ではあるんだけど、それ以上に話の作りがしっかりしていて面白い。ここまで伏線を大事にした子供向けアニメもここ数年では珍しい。もちろんゲームであることを活かした仕掛けで笑わせてくれる。むちゃくちゃ面白い、年末にレンタルしてきて2回も見てしまった(笑)。

ジャンゴ 繋がれざる者、クエンティン・タランティーノ監督の描く西部劇。個人的にこの監督のグロさはあんまり好きじゃないと思っていたんだけど、実際に見たらカッコ良さの塊みたいな映画で悔しいけど面白かったという作品。バイオレンス、アンド、バイオレンスな作品だけど、好きな人はハマると思う。話は割りと単純なリベンジもの、演出はクドい、なのにカッコ良い、なんでかなー(笑)。

ゼログラビティ、今も劇場公開中の宇宙モノの映画。映像の作りで言えば今年の映画でピカイチ、個人的にアカデミー撮影賞&視覚効果賞の最有力株。映像のリアルさがハンパなくて驚き、今後のSF映画のハードルが上がっちゃうんじゃないかと思ったぐらいのデキ。Twitterでも誰かが言ってたけど「SF映画の枠ではなく、ドキュメンタリーに近いような映画だ」という感想に激しく同意。その分話は宇宙空間からの脱出(帰還)へのチャレンジだけ、とかなりシンプル。それでも100分近い映像に引き込まれた、ぜひ劇場で見ていただきたい作品。


というわけで3つほど、簡単ですが書きました。まだまだ新しいキーボードには慣れませんが、練習も兼ねてちょこちょこ更新したいと思いますので、今年もよろしくお願いします。ではえぬまるでしたノシ

グランド・イリュージョンの話

いったん書きだすと続けて書きたくなるのがブログっていうもので、まどマギの前に見たグランド・イリュージョンという映画について書く。そこそこTVでCMが流れていたので名前だけは覚えているという人が多そう。マジックを使って強盗するよ、という話。

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もう少ししっかりしたあらすじを書くと、若き才能を持ったマジシャンが4人、ラスベガスでのショーの最中に、フランスの銀行から金庫の札束を全て頂戴するというマジックをやってのける。半信半疑ながら4人を逮捕した警察、しかし当然不可能な犯罪に釈放せざるを得ない。しかしマジシャン達は次なるマジックショー=違法行為を宣言し警察を翻弄、警察も元手品師で今はTVショーでのネタばらしを生業とするプロに調査を依頼しガチンコ対決。さてはて警察はマジシャンの手の内を暴くことが出来るのか、そして一連のショーの目的とはいったい・・・的な。

主人公を演じるのはソーシャルネットワークでザッカーバーグを演じたジェシー・アイゼンバーグ、思ったよりブレイクしなかったけど今回も天才役でなかなかのハマリ具合。そして4人のパトロンとなる富豪にバットマンシリーズの執事役マイケル・ケイン、警察の依頼を受けてマジシャンの周りをかぎ廻る元手品師にモーガン・フリーマンの大御所で脇を固める。警察役が最近のハルクを演じていた人らしいんだけど、ハルク見てないからさっぱり分からなかった(笑)。


まぁ映画としてはなかなか面白かったんだけど、オチがちょっと弱いかなーというか、そのオチでいいのかーっていう、オチはあくまでファンタジー。それってマジックっていう現実的な題材から一番遠いところなんじゃないのとつっこんではいけない。タネがあると分かりながら見ているマジックのように、寛大な心を持って見るべき映画(笑)。

特に面白いなーって思ったのは映画全体でミスリードが上手く働いているというところ。マジックの映画だしミスディレクションって言った方がいいのか。黒子のバスケで有名な単語になったけど、意図的に相手の意識を自分以外に持っていって、その裏でこっそり色々するという技術。それが上手いこと映像表現として出来ているのは監督もちゃんと研究してるなぁという感じ。スタッフもかなりしっかりマジックの練習をしたらしいし。ミスディレクションと言えば面白い&分かりやすい動画があったので一番下に貼っときます。

あとは主人公達4人の泥棒VS頑固な警察官っていうモロにルパン三世な構成にクスっときたのと、オーシャンズ11シリーズを彷彿とさせるオシャレ感は期待通り。フランスの監督らしく最後は綺麗なラブストーリーに持って行くところもまぁ良し。黒幕の正体もまぁまぁ納得。なんというか優等生な映画、テーマも悪くないし良作だけどもう少しが足りない。金曜ロードショーとかぼーっと見ると案外ぐいぐい見せられてしまって、あれ案外面白かったよねって言われるようなあの感じ。レンタル旧作になったら借りてまったり見ると楽しいかもしれない。

と、いうわけでグランド・イリュージョンの感想は以上。総括すると、悪くないよね的な。今年ももう少しで終わるけどまだまだ見たい映画がある、どうにかして仕事を片付けねば・・・今回はこの辺で、えぬまるでしたノシ


↓↓例の動画↓↓



3分すぎからの流れは必見

普段アニメを見ない人にもオススメしたい良作、魔法少女まどか☆マギカの話

仕事が忙しくて映画を見たりマンガを読んだりする時間がなく、あまりにネタがないのでこれは書くまいと思っていたまどマギの話をします。一般向けな話にまとめることが出来ないような気がしていて避けてきましたが、なんとなーく自分の中で作品についての評価が固まりつつあるので書こうかなーと思います。特にネタバレは無しの方向で。

まず今更だけど魔法少女 まどか☆マギカについて。2011年に放送されやたらネットで話題になったアニメ、いまその続きの劇場版がやってるアニメ、通称まどマギ。主人公まどかと他4人の魔法少女の物語。キャラクターのビジュアル的には派手さを押さえたプリキュアといったところ。魔女という敵を倒す使命を背負った魔法少女、魔法少女になれば一つだけ願いを叶えるという謎の生き物、そして少女達に訪れる過酷な運命とは・・・という感じ。

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▲このポスター見て子供連れの人が入っていったけど・・・



で、TV版から劇場版まで全部見終わったワケですが・・・



やられたっっっっっっっ!!

こうくるのかああああああ!!!

この設定・脚本はスゴイ!!


この3つでございます(笑)。順を追って書きますね。

まず"やられた"。正直ね、こんなビジュアルなんだしどうせ女の子たちがきゃっきゃうふふな話なんでしょ、と思っていたわけですよ。ここがすでに制作陣の思うつぼなワケで、想像とは裏腹にぜんぜんゆるくない、悲壮感すら漂う始末(笑)。まぁこの辺はネットで話題になっていた時点である程度は分かっていたんだけど、やっぱり映像で見ると伝わり方がぜんぜん違うんですよね。いままでの魔法少女のイメージを根底から覆す内容に、このご時世にそうそう見ることの出来ない「新しいアニメーションへの挑戦」を見た!!そういう意味での"やられた"というワケです。

次に"こうくるのか"。この作品、本当に展開が読めない。従来の(子供向け)魔法少女アニメのように一話完結でなく、一貫したストーリー展開があるというのもある意味特徴的である、まどか☆マギカ。徐々に明かされていく謎に1話1話こうきたか!と言わされつつ向かっていくラストでは、ストーリーの根幹である壮大な謎が明らかに!!・・・ハードル上げすぎですかね。とにかく従来の常識が通用しない展開に"こうくるのか"と叫ばずにはいられません(笑)。そういえば劇場版もこうくるのかの連続で楽しかった、なんか賛否両論あるみたいだけど個人的には好きな終わり方で良かった。

最後に設定と脚本について。三段オチの最後の様で、実はここが一番良かったと思ったという話。なんといっても魔法少女であることの意義がしっかりと設定されているのがイイ。ネタバレになってしまうので詳しく書けないのが歯がゆいけど、魔法少女が戦う理由、魔法"少女"でなくてはならない理由、謎の生物が魔法少女を生み出し続ける理由、この辺がしっかり説明されていたことで大人も見れるアニメになっていると思う。そして、そういう設定が見事に組み込まれた脚本、これは面白いとしか言いようがない。キャラありきに見えてあくまで設定ありきで作られている感じなのも好き。アニメだし絵柄が・・・と敬遠せずに是非見てもらいたい。


・・・

と、ここまで書いてふと思ったのが、この作品の作りって最近のアメコミヒーローモノにそっくりだということ。ただ漠然と悪と戦っていた従来のスタイルからの脱却と、そのヒーロー像にそれなりの理由付けがあって、そのシステムによって振り回される主人公(達)というのはまさにバットマンだとかスーパーマンだとかスパイダーマンだとかアイアンマンだとかに通じるモノがあると思う。向こうが大人の鑑賞に耐えうるアメコミだとしたら、まどマギは大人の鑑賞に耐えうる魔法少女アニメというところか・・・正直後者の方が難しいと思うケド(笑)。

というわけで是非とも見てみてもらいたい今作。余談の上に地味なネタバレになるかもしれないけど、この作品のWikipediaを見ていたら脚本家の虚淵さんが作品作りの際に影響を受けた映画にメメントを挙げていたのがちょっと納得で面白い。あの悲壮感とかは好きなんだろうなーと思いつつ、今回はこの辺で。見たい映画がたまっているけど行けるといいなー、えぬまるでしたノシ