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続々・マンガ大賞の話

宣言通り前回の続きー

の前に少し
このマンガがすごい!2012~400人のマンガ好きが選ぶぶっちゃけマンガランキング~
という本を買ってみた( ´∀`)ノ
最近漫画賞関連の作品を読んでいて、確かに面白いとは思うけど審査員と見てるところは一緒なのか?
選んだ人はどういう気持ちでこの作品を選んだんだろう、ってのが気になってついつい購入 笑
(もちろん知らないマンガを開拓しようってのもあるけど 笑

ちなみに、このマンガがすごい!は宝島社の本で、このミステリーがすごい!とかと同系列
2006年からあるランキングで、オトコ編オンナ編に分かれて投票されるのも特徴
過去の大賞はこんな感じで

2006 「PLUTO」浦沢直樹 / 「ハチミツとクローバー」羽海野チカ
2007 「デトロイト・メタル・シティ」若杉公徳 / 「ハチミツとクローバー」羽海野チカ
2008 「ハチワンダイバー」柴田ヨクサル / 「君に届け」椎名軽穂
2009 「聖☆おにいさん」中村光 / 「坂道のアポロン」小玉ユキ
2010 「バクマン。」大場つぐみ(作)小畑健(画) / 「ちはやふる」末次由紀
2011 「進撃の巨人」諫山創 / 「HER」ヤマシタトモコ

と見知った顔ぶれが多いのもまた特徴的
というのもこのランキングはノミネート→受賞という順番がなくて
ランキングに入った作品を全部読んでる審査員がほとんどいないのだと思う
だからすでにある程度名前の通った作品が選ばれるのも、このランキングの特徴か
今年のランキングに普通にワンピやハンタなんかも入ってきてることからも多分あってると思う 笑
というか改めて言われんでもすごいのは分かるっちゅうねん(;´Д`)w

それで今年の大賞は何かなーと思って買ってみたんですが
オトコ編 「ブラックジャック創作秘話」宮崎克(作)吉本浩二(画)
オンナ編 「花のズボラ飯」久住昌之(作)水沢悦子(画)
あれだけ有名な作品が多かった流れでこの2つ・・・えっ?ってなるよね 笑
多分マンガに興味ある人でも知ってる人は少ないんじゃないかな?
これは最近は有名な作品は不作だったのか、それともこの2つがよっぽどすごかったのか・・・
自分は読者の目が肥えてきて、今まで発掘されなかった作品が日の目を見るようになったと思いたいですけどねw


なんか綺麗にシメてしまった気がするけど、前回の続きで借りたマンガの感想書きますネ(;´∀`)
2本ちゃちゃっと書いちゃうのでさらっと読んでってください 笑

■『惡の華』押見修造/講談社/既刊5巻/wikipedia
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今年のノミネート作品の1つ、タイトルはボードレールの同名詩集「惡の華」から
「クソムシが」という吹き出しが目を引く話題作ですナ 笑
自分も書店で見た時は何これ!?って思ったけどまさかこれがノミネートされるとはw
ちなみに2巻が「変態なんかじゃ・・・ない」これもすごいインパクト・・・(;´∀`)

さて・・・どう書こうかな、めっちゃ書きづらいんやけどこのマンガ 笑

主人公はクラス一の美少女・佐伯奈々子に恋する少年・春日高男
出来ごころから放課後に残された彼女の体操着を盗んでしまう
それをクラスの変人女子・仲村佐和に見られてしまい、無茶な要求に翻弄される春日
しかし続けるうちにその背徳感と自己嫌悪に飲み込まれ、彼の日常は壊れていくのだった・・・

綺麗目に書いてこんな感じなんですが・・・笑
こう読むと一見ギャグ漫画に見えなくもないケド、作者はいたって真面目です
内容的にはかなりぶっ飛んでるとこもあるけど、真面目にぶっ飛ばしてるんだと思います(;´∀`)

でね、このマンガの新しい所は思春期の奇行・変態行為を真面目に描き切る所!
さぁ~ディープな話になってまいりました+(0゚・∀・) + (苦手な人はそっとじ推奨 笑
まず変態って何かって話なんですけど、言ってしまえば「良く分からないモノ」なんだよね
それをギャグとして捉えて描くマンガは数あれど、ここまで深くその内面を描く人はいなかった!

思春期っていうのは「大人たちとも、友達とも、周りとは違う自分」と言う感じで
自意識過剰で、自分の拠り所が不明瞭で、って人はたくさんいたと思うんですよ(別に恥じることではなく
それはすでに他人から見れば良く分からない「変態」的なものを内に秘めていて
惡の華の登場人物たちはそれを自制する術が分からなかった、どこにでもいる子なんですよね

作者はコミックの作品紹介でこんなこと言ってます

変態ってなんでしょうか?
変態という言葉には、理解できないものをワクの中に押し込めて安心しようという思惑がこめられています。
けれど、多かれ少なかれ人間は誰でも変態的なものを心の中にしまっています。
この漫画を読んで「変態だー」と笑ってもらえるだけでも嬉しいですが、もし「自分にとって変態とはなんだろう」と少しでも考えていただけたなら、この漫画を描いてよかったと思います。

そしてもう一つ

思春期っていつ終わりが来るんでしょうね。

これは自分がすごく共感できる部分で、言ってしまえば自分だってまだまだ思春期なんだよね 笑
周りにもいると思います、自分もまだまだ思春期だな、こいつまだまだ思春期だなーってやつ
そういう人はぜひこれ読んでみてください、心に刺さるものがきっとあるのでw

このマンガ、読んでると笑える所もあるんですが、ひやひやします
仲村さんが主人公にふっかける無理難題にどうなってしまうのかというのもありますが
なんというか自分の変態的な所を仲村さんにくすぐられているような感じがして 笑
グズグズでドロドロな思春期をこじらせた少年少女が、どのような結末を迎えるのか・・・
今後も注目ですナ(;´∀`)


■『信長協奏曲』石井あゆみ/小学館/既刊5巻/wikipedia
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これも今年のノミネート作品、ノブナガコンツェルトと読みます
作者が女性で、タイトルが信長協奏曲、絵柄があんな感じで最初はてっきり恋愛ものかと 笑
でも読んでみるとしっかりとした歴史ものでコレがなんとまぁ面白い!

ごくごく普通の高校生サブローが戦国時代にタイムスリップしてしまうんですが
あー、この展開「仁-Jin-」的な感じかーって読み進めてたら
いきなり出会ったのが織田信長!しかもサブローと全く同じ顔!
しかも歴史上の信長とは打って変わって病弱で、顔の同じサブローに替え玉を依頼 笑
そうしてサブローは信長として生きていくことになるのだが・・・

でするすると読みすすめて5巻、なにこれ面白いw
際立つのが話の筋立てで、どうしても歴史物は決まったことしか描けないってのがあって
それが歴史嫌いな自分みたいな人には中々興味持てないし、ぶっちゃけ面白くないマンガもたくさんある
信長だって散々小説、マンガ、映像作品の類になってるし、正直今さら感がある

その信長が平成からタイムスリップした高校生と言うことでそういうのが色々解決 笑
「尾張の大うつけ」と呼ばれたのも、いきなり高校生とすり変われば「変人」呼ばわりされるだろうし
歴史を知らないサブロー君も、一応歴史を変えるわけにはいかないと右往左往するわけで
「信長が天下とらないと ほら、歴史が変わっちゃうでしょ?」とか普通に言えば
深読みした家臣が「彼こそが天下人だ」と尊敬のまなざしで見るようになったり
史実に従って進んでいるはずなのに、サブローの行動にどうにもワクワクしてしまう 笑

そして読み進めていくことであらためてタイトルの協奏曲の意味が分かるんだけど
あーまじかーこういう流れなのかー、ってなること間違いなし 笑
この史実とフィクションの中間って言うのはこうも面白いものなのかと
自分の中で歴史ものの見方が変わるような、そんなマンガでした(*´Д`)

そういえば去年の小学館漫画賞少年向け部門がこの作品でしたね
これもそのうちアニメ化とか実写化とかしそうダナ 笑


ちゃっちゃと書くとか言っといてながーーーーくなりましたが読んでくれた人はお疲れ様でした
次はまだ未定だけど、借りれればまたマンガ大賞の作品にしようかな
ではえぬまるでしたノシ
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1134:

悪の華の作者さんの「漂流インターネットカフェ」は見たわぁ。
にしても、誠実を売りにしているえぬおがここまで変態について語るとは・・・!!!
フェイスブックに報告だぁ!!!

2012.02.07 20:56 りょたた #- URL[EDIT]
1135:

>りょたたさん
漂流ネットカフェって終わったんだ!?途中までしか読んでなかったから今度読もう(*´ω`*)
建前というものは常に重要だと、私は思うのです 笑

2012.02.07 22:08 えぬまる #- URL[EDIT]

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