んで、第二回はよつばとでございます。マンガ好きなら普通に読んでるぐらいにはメジャーかな。でも好きなマンガだけ読む派の人にとっては、タイトルは知ってるけど・・・ぐらいのマンガだと思うんだよネ。というわけでよつばとのここが面白い!というのをだらだら書いていきます。
よつば=5歳の少女の普段の生活をマンガにしたもの、という超短い説明で事足りるこのマンガ。でも、かなり面白い。
まず作品を語る上で外せないのが、あずまきよひこ先生の日常描写力。この作者が描いたあずまんが大王という4コマ漫画は、今ちまたにあふれる日常系4コマ漫画の元祖なんだとか。・・・まぁ個人的には結構違和感ありまくりな日常だったけど、キャラクターの日常を切り取るという手法に関しては折り紙付きの実力ということ。よつばとでも十二分に発揮されているその力によって、毎日が新たな発見だった子どもの頃に戻れるような、ギャグマンガの一言では語れない、そんな作品になっていると思う。(そもそもギャグマンガじゃないだろ!ってツッコミが飛んでくる気がするけど笑)
具体的な話をすると、この作者、4コマのころはイマイチ分からなかったけど、コマの使い方がものっすごく上手い・・・というよりはちょっと特殊な使い方をすることで、このマンガの持つ魅力を作っている感じがする。というのも、コマの時間的間隔が非常に短いことがかなり多い。たとえば普通のマンガで「遊びに行く」というシーンを書くときには、「遊びに行ってきます」「遊ぼう!」「いらっしゃい!」の3コマ程度で事足りるはず。それをよつばと風に書くと「遊びに行ってきます」「玄関で靴を履きます」「ドアを開けて道路に出て」「隣の家の前に到着し遊ぼう!と叫び」「相手の家の玄関で靴を脱ぎ」「おうちの人に挨拶する」というプロセスを1コマ1コマしっかり描くというような感じ(実際にそういうシーンがあるわけではないけど)。それは大人なら意識しないような些細なことだけど、5歳のよつばにとって重要で意識したり感動したりするようなこと。だから作者は1コマ1コマ丁寧によつばの行動を描写しているのだと思う。
それによって見えてくるのはよつばという子供の目を通して見た日常。それは自分の子供の頃の経験を呼び起こし、深い共感を与えるのではナカロウカ!!というのもマンガだけでなく作品を楽しむときに「共感」というのはかなり重要で、例えばスポーツの経験がある人は経験のない人よりもスポ根マンガに共感できる部分が多くて確実に面白いだろうし、少女マンガが売れるのも女の子が主人公に共感できるからなのだろう(基本的に恋愛の話が好きって人も多いけど)。その点よつばとの共感のもとになるのは子供の時の経験であって、それは読者の性別・年齢関係なく普通に持ち合わせているもの。これがよつばとが多くの人に愛される要素の一つなのだろう。
とまぁそんなわけで、よつばと結構オススメです。たぶん子育てを終えた層にはまた違った共感があるんじゃないかな?親御さんと一緒に読むマンガとしてもオススメですナ。
では今回はこの辺でー。
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もちろん あずまんがから読んでた口です。
もちろん「よつばと!」を一般ピーポーに勧めまくって大ヒットしましたね。スマッシュヒット!
まぁ~~この作品の影の功労者はオレの右に出るものはいないからね
北は福井、南は沖縄の友人まで広めたよ。
作品の話だけど、やっぱりキャラクター性だね。
日常ものの走りっぽい題材もいいんじゃないかな。
あとは帯が斬新で、キャッチーな所かな。
作風どうのこうのじゃなく戦略を立てて売れる必然性にプレゼンされた上で成り立ってると勝手に想像しちゃうね
>なべさん
コメントもらったの忘れてた(笑)
よつばとは誰にでも勧めれていいよねぇ・・・
ってか北ちかいww
よつば以外は普通にマンガのキャラクターとしてたってるよね
よつばだけ見ると実際の子供をよく見ているなーって感じ
売れるように、というか面白くなるように計算されてる感はあるかなー