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トータルリコール

映画「トータルリコール」を見た。

トータルリコールと言えば、シュワちゃんことアーノルド・シュワルツネッガー元知事が・・・あんな筋骨隆々の大男にシュワちゃんなんてあだ名を付けたのは誰なのか非常に気になる(笑)・・・出演したSF作品。オバサンの変装がばれて顔が割れていくシーンがなんとも印象的で、自分もそのシーンが、というよりは昔一度見ただけでそのシーンしか覚えていない。まぁ逆に言えばそれだけそのシーンのインパクトがあったということなんだけど。それに加えてSFファンにはおなじみのFKDことフィリップ・K・ディックの原作ということで期待感もそこそこ。

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これトータルリコールじゃなくてもいいんじゃ?笑

具体的な話をすると、映像的にはディティールまでこだわって作られているとてもリッチな映像という感じは伝わってくるんだけど、そのディティールが過去に映像化されたディック作品から引っ張ってきたようなものばっかりで、あまりオリジナリティが感じられない。貧困層の住む街はブレードランナーのようであり、富裕層の住む街はマイノリティー・リポートのようであり。オマージュというのはまぁ分かるとして、ただでさえオリジナリティに欠けるリメイク作品でここまでツギハギってのは・・・。もちろんSFファンとしては嫌いな世界観ではないんだけれど、地球ブチヌキエレベーター以外にもう一つスパイスとなる要素が欲しかった。

構成としてはアクション多すぎ。ダイハード4とか質の高いアクション映画を作ってきた監督というのは聞いていたけど、この映画はトータルリコールというタイトルにあるテーマがアクションにつぶされている。記憶を改竄されて自分が誰なのか、この世界が虚構なのか、と悩むシーンが無いとは言わないけど・・・主人公がリコール社に行ったとき何が起こったのかがイマイチ描き切れてないからか、その悩みに説得力がない。演出としてもそういう精神的な部分をそこまで掘り下げる感じではなく、終盤の戦争を止める事へ話の本筋が進んでいくのには、もうそういう映画として見るしかなかったけど個人的には残念。監督が「俺のトータルリコールはこんなんじゃい!」とか言うならもうしょうがない(笑)。


とまぁ色々不満はあるものの、気を抜いて見る分には全然見れる映画なんじゃないだろうか。モチーフやコンセプトがはっきりしてる分、クオリティの面では文句なしだったし。


ディック作品と言えばさっき挙げたブレードランナー、マイノリティーリポートの他にも、ペイチェック、アジャストメントと最近も映像化されている作品が多い(ホントはもっとある)。独特の世界観とテーマ性で、表層だけなぞったとしてもそこそこ見れる映画になってしまうからだと思うけど、ハリウッドはちょっと頼りすぎじゃないか(笑)。もうちょっとギブソン作品でも映画化してくれればいいのに(ってもマトリックスが強すぎて難しいんだろう 笑)。そうそうディック作品の映像化と言えばちょっと気になるのが、ディズニーアニメーションでの映画化が予定されてる作品があるらしい!SFでありながら半分ファンタジーなディック節を上手いこと表現できるなら結構面白い作品になりそうな予感がして今から楽しみだ。

そんな感じで今回はこの辺で、また次回ノシ
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