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アメコミの話

アメコミって読んだことないんだけど、こりゃ面白い!という話を聞いたので紹介。最近のアメコミ映画じゃなくて紙媒体のアメリカンコミックスの話ね。詳しい人には常識の範囲内かも。

まず日本で漫画家というと、話作りに始まり、下書き・ペン入れ・トーン・色塗りに至る作画の全てを(アシさんと共に)こなす、熱心な読者にとってまさに神様の様な存在。その人の絵や世界観、台詞まわしなんかに惚れて、作者買いなんてのも良く聞く話。

それがアメコミの制作現場では、完全に分業制で作られているというのが面白い。日本でいう原作者のライター、下書き担当のペンシラー、ペン入れ担当のインカー、色彩担当のカラリスト、台詞担当のレタラーの5人+出版社の編集さん(エディター)の最低6人体制で作られているらしい。

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▲色が塗られていない方はかなり見づらい(;´Д`)


ライターはまぁ普通に理解出来るとして、ペンシラーとインカーが別というのはなんかスゴイ。極端な話をすればのっぺりとしたワンピースのキャラクターに小畑健の細かいペンが入ることだってあるってことだ(それはそれで見てみたい気もする)。小畑先生がデザインしたルフィとかはなんかの記念で書いてるかもしれないけど、キャラクターの原画とペン入れの人が別ってのは日本じゃなかなか見られないんじゃないだろうか。

カラリストっていうのも基本フルカラーのアメコミだから成立する職業で面白い。色はペンシラーが指定するのか、エディターが指定するのか気になるところ。レタラーってのはアメコミ特有のあの吹き出しの文字を書く人らしい。今はパソコンでやっちゃう事が多くて仕事としては廃れてきちゃったらしいけど。


そしてもう一つ特徴的なのがマンガやキャラクター・世界観の権利は出版社が持っているということ。なのでスパイダーマンなんかでも連載が終わったと思ったら、制作陣をすげ替えてまたイチからスパイダーマンが始まるんだとか(だから昔やったアメコミ映画のリメイクには特に違和感がないんだと思う)。日本がその方式だったらBLEACHの絵のオサレドラゴンボールとかもあったのかも(笑)。

そんな扱いだからヒーロー同士の競演だったり、人気キャラクターのスピンオフだったりが普通にあるのもアメコミらしい(エイリアンvsプレデターとかもそういうイメージなのか)。また日本で言うとワンピ、ナルト、ブリーチのキャラクターが勢揃いしたり、エース・大蛇丸・冬獅郎のスピンオフが(違う作者で)あったりするってことなのかな。

あと日本の漫画家は自分の作品は自分のモノというイメージで自分の作品を世に認めて貰いたい願望があると勝手に思ってるんだけど、アメリカでは作品が出版社のモノだから自分の作品を!というよりはそのキャラクター・作品のプロジェクトに参加したいという人が多いらしい。ここもなかなか面白いなーと思ったり。


もちろんここまで書いてきたアメコミの話はあっちの一般論(DC・MARVEL流)で、日本のように1人で話から作画まで全部やっちゃう人もいるみたい。そういう日本風の人はアーティストと呼ばれるんだとか。

そんなこんなでアメコミの制作現場のあれこれでした、また次回ノシ
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