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クラムボンとはなんだったのか、読んだら分かる「花もて語れ」

クラムボンはわらったよ
クラムボンはかぷかぷわらったよ
クラムボンは跳ねてわらったよ
クラムボンはかぷかぷわらったよ


いきなりなんだと思うかもしれないけど、自分と近い世代の人はピントくるはず。宮沢賢治の短編「やまなし」の冒頭、国語で習ったこの「クラムボン」という単語は全国の小学生の頭を悩ませたことだろう。けっきょく「泡」だとかいう答えをもらった気もするが、なぜかしっくりこないで頭に残っている人は自分だけじゃないはず(笑)

今回そんな人にオススメするのが朗読マンガ「花もて語れ」というマンガ。これ読むと、国語って面白い!ってなること間違いなし(笑)

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まず朗読マンガという異質なジャンルなんだけど、朗読という題材がとにかく面白い!登場人物の心情と読み手の解釈を声に乗せて表現するというのはマンガには不向きに見えるかもしれなけど、読み手の声が聞き手に与える心象風景をビジュアル的に描写しているのでとても分かりやすい。その少し過剰にも思える表現も、読み手がその解釈に至るまでのプロセスをしっかり描くことで説得力を持たせていて、この古典文学を読み解くというところがこのマンガの魅力の一つになっている。

堅苦しく書いちゃったけど、要は朗読の前に作品をしっかり読みこむというところが面白い!という話(笑)

たとえば冒頭の「やまなし」なら、カニの兄弟の会話であるというのは前後の文章から分かるんだけど、二度続けて同じ事を言っている方が語彙の少ない弟である、かぷかぷという幼児語(車=ブーブーetc)を使っていることから3歳児ぐらいの弟である、ということが分かっちゃうんですネ。逆にそこまで読みこまないと、声に出して読んだときの説得力がでないんでしょう。さらに言えば文豪たちはそれだけの情報を短い文章の中に詰め込んでいるというわけですよ、すげえ(笑)


主人公・ハナちゃんの成長とそれを取り巻く人間関係というのももちろん作品のキーなんだけど、それ以上に朗読と古典文学作品の面白さを引き出した演出が素晴らしい。花持て語れ、絶賛オススメ中デス。

というわけで「花持て語れ」を紹介しました~
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