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リンカーン&藁の盾&図書館戦争の感想

調子に乗って連日更新。

公開からそこそこ日が経ったしぼちぼち書いてもいいかな?いいよね?ちょっとネタバレもあるよ。

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リンカーン
人民の、人民による、人民のためのうんたらかんたらで奴隷解放を宣言し、アメリカ歴代大統領偉大部門で堂々の1位、リンカーン大統領の終生を描いた作品。大統領として最後の大仕事だった南北戦争の終結と奴隷制度の廃止に奔走した部分を切り取った作品なので、大観衆を前にスピーチした人民の~のシーンはほとんど出てこない、残念。

なんというか歴史のお勉強というような映画だった。もちろんあの肖像画の凛としたリンカーンが、奴隷制度撤廃・憲法改正のために汚い手を使ったり、家庭内での問題に疲弊したり、そういう人間臭いところを描いたのは魅力的。ただいかんせん議会での駆け引きを中心に物語りが進んでいくので、予備知識なしでは何を争点にしているかすら分かりづらい。その点でのめり込める脚本ではなかったかな。

でも議会での白熱したやりとりは見ていて面白かったし、その上アメリカ国内での評価が高いのは純粋にスゴイと思う。たとえば舞台を日本に置き換えて憲法草案の話とか大政奉還の話をしたとして、ここまで真面目なエンターテイメントとして作ることができるか、日本の一般人が興味を持つ作品にできるのかというのは疑問に思わざるを得ない。

構成的に残念だなーと思うのは、人種差別の具体的なシーンがなかったこと、リンカーンがインディアン迫害の筆頭だったことを描かなかっことの二点。前者はアメリカ国外で上映する際にこういうシーンがあればリンカーンの行動・功績にもっと説得力があったと思う、この辺はたとえフィクションだろうとジャンゴを見ておいて良かったなと思った(笑)。後者はWikipedia読んでて知ったんだけどそういうダブルスタンダードなところも含めて一つの作品に出来ればもっと良かったんじゃないかなと思う。

アメリカ人ならもっと楽しめたのかなーという感じ、まぁおおむね予想通り。


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藁の楯
孫を性的暴行の上殺害した犯人を殺した者に10億円の報償を授ける、という経済界の大物の宣言により全国民が殺害の動機を持った日本で、その犯人を福岡から東京まで移送するSPの話。犯人役はこういうのに定評のある藤原竜也、今作でもやっぱり素っ晴らしい映画史上希に見る最高のクズっぷりだった(笑)。

でもね、肝心の脚本が残念なんですよこれ。もともと逃避行的な展開になるのは分かってたんだけど、車内→電車内→車内→車内とメリハリのない移動が続いて非常にテンポが悪い。リアリティという点ではいいのかもしれないけどエンターテイメントとしては無いわーという感じ、そもそも最初に10億円っていうマンガみたいな設定が出てきてるだけになおさらねぇ。こういうフィクション系とリアル系の間で中途半端にふらふらする作品ってイマイチ好きになれない。

あと個人的にスパイとか特殊部隊とか今回みたいな映画って「プロフェッショナル感」が大事だと思う。綿密な計画をたててそれをやり遂げる、戦闘になったときに必要最小限でその場を制圧できる、そういう能力を持った集団の裏をかく知能犯とか、そういうが欲しかった(´・ω・`) 本筋のテーマが犯人を生かすか殺すかの葛藤だったとしても、そういうのを入れる余地はあったと思う。というかそういうのが無いから主人公たちがあんまり格好良くないんだよね、守り抜く精神とかはまぁいいとしてプロっぽい行動が伴わないとダメでしょ。特に松島・・・あんたはダメだ(笑)。

結果、藤原竜也の熱演だけが目につく作品でした、マル。


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図書館戦争
これね、岡田准一と榮倉奈々が主演かーアニメしか見てないけど雰囲気かなりそれっぽいなー、見たい!という理由だけで見た映画(笑)。そもそもどっかの雑誌で実写化するなら誰かっていうランキングで1位だった二人を使ったらしいので、まんまとその策略にはまったことになるんですケド、まぁ二人ともかなりハマリ役だったので良しとします(笑)。

話はメディアが青少年に与える悪影響を懸念して、検閲によって指定された本が回収されるという時代。それに反抗した図書館が燃やされた事件から組織された図書館防衛の集団である図書隊と、武力を持って指定図書を回収するメディア良化委員会の武力衝突を描くという映画。もうツッコミどころしか無いような設定だけど、逆にここまでフィクションに振り切ってるとすがすがしい(笑)。

個人的に岡田准一がかなーり良かった。SPで鍛えたアクションもすさまじいモノがあったし、なにより天地明察の時には無かった渋さが前面に押し出されていて、これぞ堂上教官!って感じスバラシイ(*´ω`*) というかこのままいったらアクション俳優になっちゃうんじゃないのってぐらいアクション良かったので必見です。

あとは元気以外に案外つかみ所のない主人公を榮倉奈々も良く演じていたし、作品の「理不尽な規制に抵抗する」っていうテーマも今の時勢にマッチしていて良かった(原作でもそうなのかな?)。ってかあれだ、ねーよって言いたくなるような展開・シーンも根本の設定がギャグなことによって許せるという感じ(笑)。実際そこが許せない人の評価は高くないみたい。

(どうでもいいけど)個人的には映画全体での銃器の扱いが結構気になった。良化委員会の隊員はほとんどが1丁30~40万円もするMP5を装備していたし、そもそもMP5は簡易狙撃銃みたいなもんでそんなバカスカ撃つものじゃないし(笑)。図書隊も同じぐらいの値段の9ミリ機関拳銃ってかなりレアな銃が標準装備だし(その辺はパラレルワールドだからいいけど)、弾もタダじゃないんだしどんだけ本を巡った争いにお金描けてるんだっていう。どうせ当てることが目的じゃないんだから安くて頑丈なのを使いなさい(笑)。あと訓練はライフルでやってたかと思えば標準装備は相手を殺さないように9ミリ弾のアレ、かと思えば最後の方で堂上教官だけ相手も使っていないライフル持ち出すし(それボディアーマー貫通しますよね)、そもそも狙撃犯はライフルっぽいしそれ頭打ち抜いたら死ぬだろてっていう。もうツッコミどころ満載で逆に見てておもしろかった(笑)。

地味に関東図書隊の9ミリ機関拳銃は初のプロップガン化らしい、やったね(さらにどーでもいい 笑)。

というわけでなんかスゴイ偏った感想なきがするけど普通に面白かったです。今回見た3つの中では一番エンターテイメントしてたんじゃないかな。

またなんか見たら感想かきますね、また次回ノシ
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